GX001N を PCCARD-EC34 で使うための設定
先日、PCカードスロットのないPCでGX001Nが使えたと報告しましたが、今日はそのための具体的な設定手順を紹介したいと思います。
いまから紹介する方法は、正式な使用方法ではありません。もし試してみたい方は自己責任で行ってください。この使用方法で故障等が発生しても、WILLCOM、NECなどへの問い合わせはしないでください。また、わたくしのほうでも保障等出来ませんのでご了承ください。
設定環境は以下の通りです。
- PC:ThinkPad X200
- Expressカードスロット:ExpressCard/54 x 1
- OS:Windows 7 RC 64bit
- アダプタ:玄人志向「PCCARD-EC34 Expressカードバス用CardBus(32bit)カードアダプタ」
通常、マニュアル通りでは
- GX001Nに付属のCD-ROMからインストーラーを起動する
- ユーティリティなどのインストール先を指定、インストールを実施する
- 「ドライバのインストール」画面でPCにGX001Nを取り付ける
- ドライバのインストールを開始する
- インストール終了後、PCからGX001Nを取り外す
- インストーラーを終了する
の順番で行いますが、今回の GX001N + アダプタ の場合では、PC取り付け後のドライバのインストールが開始出来ません。
なので、以下の方法で実施します。
- GX001N + アダプタをPCに取り付けた状態でOSを起動する
- GX001Nに付属のCD-ROMからインストーラーを起動する
- ユーティリティなどのインストール先を指定、インストールを実施する
- 「ドライバのインストール」画面になったら、インストール先のフォルダーおよびスタートメニューのフォルダーを退避する
- キャンセルしてインストーラーを終了する
- このときインストール先のフォルダー内およびスタートメニューのフォルダーが削除されているので、退避しておいたものを戻します
- GX001N + アダプタをPCに取り付けた状態でOSを再起動する
成功すると、デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」に「GX001N Control Interface(COMX)」が表示されます
使用するうえでの制限として
- GX001Nユーティリティの「取り外し」は機能しません。
- GX001N + アダプタを取り付けた状態でOSを起動しないと認識されません。認識された後はOS稼働中に取り外し、取り付けを行っても大丈夫です。
があります。